October 31, 2009

皇室の名宝ー日本美の華

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<皇室の名宝ー日本美の華:1期>を見に東京国立博物館平成館へ行って来ました。
これまであまりに日本画を見てこなかったので、おそらく初めてまともに観る狩野永徳、伊藤若冲に円山応挙…。楽しみにして行って来ました。

そしてさすがにすごい作品群。大きな屏風の大作も、縦に細長い掛け軸の絵図も、何に置いても格好良い!金・白・黒・赤…。日本画は半分はデザインだなぁ。そしてたまぁに着崩すかんじにユーモアが入ったりもします。
狩野永徳は結構筆致が早いというか荒々しく。伊藤若冲は丁寧に細かく、ルールがあるかのような仕上がり(ところどころのらしくない部分は誰が描いたの?と思ってしまう)。女性のようなタッチで描く酒井抱一はその印のデザインまでがやわらかく。
はぁ〜、若冲の<動植サイ絵>は本当に見応えがありました。そして日本て不思議だなぁ。中国の絵画も見たくなってきました。

それにしても噂通りやっぱり混んでた!でも閉館間際の時間は確かに空いていて、みんなが移動して行った後にもう一度最初のほうをじっくり観る、というかんじでした。*あんまり閉館間際だと戻れなくなっているようでした。

投稿者 orangeworks : 01:52 AM | コメント (0)

October 23, 2009

ベルギー幻想美術館

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終わりも間近に行って来ました。Bunkamuraの<ベルギー幻想美術館>。シュールレアリスムの作品は最近あまり見てなかったのだけど、幻想という見て美しい雰囲気と版画が多く見られるということでぜひ見てみたくなったのでした。

展示は分かりやすく作家別に順番に飾られていました。まずは数人の作家でまとめられた<世紀末の幻想 象徴主義の画家たち>のコーナー。それから<フェリシアン・ロップス><ジェームズ・アンソール><ルネ・マグリット><ポール・デルヴォー>と続きました。

最初の象徴主義のコーナーでは、聖書に出て来るような人物やシチュエーションを使った作品が多く、中でもパステルで描いたぼや〜っと暗闇から浮き上がるような幻想的なフェルナン・クノップフの<裸体習作>がとても奇麗でした。

次の<フェリシアン・ロップス>のコーナーは銅版画作品がメインで、どれも小さな版にとっても細かく細い線で薄く腐蝕した見えるような見えないような…の作品でした。この繊細な線が可憐に見えるのか<小さなモデル><毛皮の上に座る女>は素敵でした。可憐とは違うけど<年老いた召使い鵯>もやっぱり上手いのだな、と思う一作品でした。聞き慣れない"エリオグラヴュール"という技法をよく使っていて、それは「手づくりの写真製版」ということが説明書きに書かれていました。ん〜、私にはまだその技法の特徴がつかめませんでした。

そしてマグリットはリトになっても銅版画になってもはやり上手いのでした。<9月16日><オールメイヤーの阿房宮>が良かったです。マグリットもあまり油彩はなく版画系がメインでした。

最後のポールデルヴォーに置いてもやはり版画がメインで、これがすごく良かったです。これまで油彩ばかりしか知りませんでしたが、リトの良さったらないのでした。<女帝><見者>のこちらをまっすぐ見る眼差しもさることながら、<円天井><帽子 1900>の伏せた目や横顔やらもやっぱり良いのでした。今思うと優雅さでいったらちょっぴりかっぱっぱの小島功さんとも似ているかんじも…。
デルヴォーはまた少し変わった作品も展示されていて、それは絹織物の作品でした。デルヴォーの原画を元に織られたもののようでした。髪飾りの花の部分はちょっとボコボコと起毛した温かそうなかんじにしてあり、つやっとした肌はまるで藤田嗣治のようでした。藤田の絵でもこれを試みてみたら良いのに。
また最後のほうには油彩<海は近い>が展示されていて、圧倒的な存在感でした。美しいです。


投稿者 orangeworks : 11:36 PM | コメント (0)

October 16, 2009

清川泰次 絵画に宿る詩情

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絵に心が ある わけではない

あなたに 心が あるからだ

ものに心が ある わけではない

あなたに 心が あるからだ

清川泰治著『絵と言葉』より


成城学園前にある清川泰次記念ギャラリーへ行って来ました。清川泰次さんの邸宅だったところを世田谷美術館分室として清川作品を定期的に作品を変えて展示しています。この時に開催していたのは<絵画に宿る詩情>という展示でした。これまでにも展示のちらしを見て気になっていて、早く展示を見に行きたいと思っていました。でもどうも交通の便が良くなく遠そうなイメージが先行して腰が上がらずにいたのですが、今回の展示もやっぱり良さそうだったのでもう一度きちんとアクセスを調べてみたら、バスで行けることが分かりササッと行って来たのでした。こんなことならもっと早く…(最近こういうこと多いです。)

私の中の印象としては「水色がきれいな絵の人」でした。どうもその人の水色の絵に目がとまるのでした。それだけで何も考えず初めて行ったギャラリーは、すごく穏やかな時間の流れる場所でした。あまりに何も考えなかったせいで、入り口を間違えてたことに帰って来てから気がつきましたが…。(恥ずかしい…)

今回見た作品の中では、私は割と初期の作品と思われるものが好きで<Quietude><黄色の浮遊><早春>がとくに良かったです。1955年〜83年までの作品が展示されいましたがやっぱり目をひくのは63年より前の作品。後期の作品はどんどんデザインの要素が強くなり、更には白くミニマムな作品になってゆきます。

ひとつがっかりしたのは、ミュージアムショプのポストカード。作品の雰囲気ではもっと優しい印象の紙を使われているかと思っていたのに、普通の安い印刷のポストカードと同じだったのが残念でした。あともっと種類が欲しいです。<ベガス>とか<黄色の浮遊>あたりがほしいなぁ。

投稿者 orangeworks : 11:37 PM | コメント (0)

October 11, 2009

益子参考館

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友人Mに連れられて益子へ行って来ました。お目当ては「益子参考館」と新しくところどころに出来たショップ(カフェ)です。

まずは益子参考館へ。
民芸運動に関係した陶芸家・濱田庄司さんという方の住まいだったところを主にその収集品の展示をして一般公開している場所です。京都の河井寛次郎記念館や駒場東大前の民藝館みたいな。(でも実はまだ民藝館へは行ったことがありません…。いづれ!)
「民藝」という言葉は柳宗悦さんが考えたものとばかり思ってましたが、河井寛次郎さん、濱田庄司さんとの3人で考えたということが書かれていました。

同じように陶芸家である河井寛次郎記念館と違って、益子参考館ではほとんどが収集された品物が展示されていて、本人の作品があまりありませんでした。ただ収集されたものの中にはチラホラと今でも素敵だな、と思うものがあって、静かな作業場だとか猫が様々に気ままにいるのとか、やっぱり居心地は良いです。今回は残念ながら他にも行く予定があったのでそんなにのんびりとはしませんでしたが、時間があるならコーヒーで一服しつつ本を読んだり、日がな一日ぼーっと猫を眺めたり出来そうです。ところどころに座る場所がありました。

益子参考館を後にして、今度は益子の駅前のメインストリートへ。大きなキンモクセイの香り漂う道を陶器を見ながら往復してきました。街の垂れ幕を見るとどうやら近々大きな陶器市があるようでしたが、この日も普通に駐車場などで小さな陶器市を開催していました。いつもの風景なんでしょうね。
益子の新しいショップはカフェだったり、カフェを併設していたりが多くて、ちょっと一服の場所を決めるのが迷ってしまって大変です。けれど何度も足を運べる人は良いなぁ〜。
結局一服したのはそこからまた少し離れた所にあるSTARNETのカフェ(ARK)でしたが、カフェでも写真撮影禁止だそうでちょっと残念でした。

今回はMの運転でスイスイ益子観光出来ましたが、車がなくても駅前で自転車を借りられるようなのでそれも楽しいでしょうね。やっぱり地方の街は商圏が狭いくせに歩くには広いからレンタサイクルが欠かせません。益子参考館にもどこからか視察にやってきたような方がいました。ガンバレ、地方!

投稿者 orangeworks : 10:44 PM | コメント (0)

October 08, 2009

台風の後

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午前中、東京は台風の大雨と強風でした。午後には太陽がさんさんと照らし、残ったのは颯爽と吹く強風のみでした。
あんまりに天気が良かったので近所の公園を散策して来ましたら、足元には色んな木の実が…。なんだかおいしそうです。
ソフトグランドに使えそうな虫の羽根のような葉っぱを持ち帰りましたが、実際使うかどうかは未定。

投稿者 orangeworks : 11:51 PM | コメント (0)

October 07, 2009

Private Landscape

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銀座のガレリア・グラフィカbisへ<加藤雄太展ーPrivate Landscapeー>を観に行って来ました。

工房のお仲間のY宮さんがこの11月にこのギャラリーで個展されることになっていて、先日ギャラリーのサイトをチェックしたら良さそうな展示をしていたので用事のついでにちょっと足を伸ばしてみることにしたのでした。

作品は板の上に岩絵の具で着彩したもの。岩絵の具の質感と色合いが絵の雰囲気にとてもあってました。これまでの作品もファイルになって置いてありましたが、今回の展示の作品のが断然良かったです。
思ったより小さいギャラリーだったので、作品が少なめでした。もっと見たかったです。

*画像はDMに使われていた<その場所は現れ>の部分。

投稿者 orangeworks : 11:45 PM | コメント (0)