February 28, 2009

20世紀のはじまりピカソとクレーの生きた時代

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<20世紀のはじまりピカソとクレーの生きた時代>を観にBunkamuraへ。
当初はチラシに載っていたようなピカソとクレーの作品を沢山見たいと思っていたのですが、「生きた時代」と入るようにピカソとクレー以外の作家作品も沢山展示されており…結果、色んな作品が観られてそれはそれで満足でした。

ドイツの美術館の所蔵展ということで、全体を通してドイツらしい作品の品揃え。少し工業的・理論的で若干薄暗い印象です。今そんなにシュルレアリズムを求めてないせいか、明るい印象のものが目に止まったのですが、中でも最初のうちにあったフランツ・マルク<3匹の猫>とジョルジュ・ブラック<果物皿と瓶、マンドリンのある風景>の色使い、有名なパブロ・ピカソ<鏡の前の女>を観られて良かったです。またジョアン・ミロはもっともっと暗いイメージばかりあったのですが今回出品されていた<リズミカルな人々>は明るい印象で少し現代風のイラストっぽさもかんじました。

今回の目的だったクレーの作品は小さいものが数多くあって、クレーの実験の遍歴を観るかのように色んなタイプのクレーを観ることが出来ました。クレーは本当はもう少し違った雰囲気のものも描いていると思うのですが、結構統一感のあるものが展示されていたかも。

展示の中でひときわ気になったのはロベール・ドローネー<窓>。1作品のみの展示でしたが他の作品も観てみたいです。

ドイツという場所とめまぐるしい時代をかんじられる展示でした。

*画像はチケットに使われていたクレー<リズミカルな森のラクダ(部分)>

投稿者 orangeworks : 12:23 PM | コメント (2)

February 27, 2009

ユニコーン シークレットライブ

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ユニコーン再結成!に敏感に反応したわけじゃなかったけれど、新曲聴いてCD買って…いつの間にか気持ちが盛り上がってきました〜。
ということで、応募したe+会員限定のシークレットライブに当選し、Sおりんとミステリーバスに乗って行って来ました!

詳細はのちほど…。

投稿者 orangeworks : 10:31 PM | コメント (0)

February 26, 2009

ジーザス・クライスト=スーパースター

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劇団四季の<ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク・バージョン>を見に浜松町の自由劇場へ。初めて見る演目です。キャストはジーザス=金田俊秀さん、ユダ=金森 勝さん、マグダラのマリア=西 珠美さんでした。

本家のアンドリュー・ロイド・ウェーバーの作品を日本に持って来たときに歌舞伎の要素を入れた「ジャポネスク・バージョン」を作って公演したらしく、来月やる「エルサレム・バージョン」のが後から出来た演出なのだそう。なんだか意外です。

ストーリーはイエス・キリストが磔にされる日までの最期の7日間を描いたもので、普通の人間の男であるキリストを人々が「神の子」と崇めることにひとり思い悩むユダの姿から始まります。
これまで私の中に思い描いていた人物相関図と違って、ユダが単に悪い裏切り者としてじゃなく、ユダに感情移入出来るような、ユダ目線で作られていたかんじでした。

ジャポネスク・バージョンはみんな顔を隈取りのようにしていて、舞台セットが大八車のようだったり、たまに着物の人が出て来たり、動きが歌舞伎の動きだったり、もちろん効果音にも尺八のような笛の音が入っていたりします。衣装も舞台もほぼ白っぽい色で統一されているので黒子は白子になっています。その中にマグダラのマリアの赤い腰帯や、裏切り者ユダの黒い衣装など、いたってシンプルにまとめています。マグダラのマリアくらい青帯でも良いじゃないか?とも思ったのですが、青は結局ヘロデ王に使っただけでした。
このヘロデ王、出番は少しなのですが、ひとりちょっとキャラクターがおかしくて!これまでシリアスな雰囲気で見ていたのに突然お笑い要素持って来るんです。思い出したかのようにコテコテの歌舞伎の車引みたいなんで出て来ます。キリストを殺すか殺さぬか決まるこの場面で笑って良いのやら悪いのやら、どうなの?

主役のジーザス・クライストをやった人の声量がすごくて声がずーーーっと延びて見せ場が多かったので(耳をつんざくような声もあり)、逆に声量が足らなかった人に分けてあげたいくらいでした。

投稿者 orangeworks : 01:28 AM | コメント (0)

February 17, 2009

装画を描くコンペティションvol.8

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<装画を描くコンペティションvol.8>を見にギャラリーハウスMAYA&MAYA2へ。審査員賞に私と同じ工房に通う唐津さんが入賞されたのです!すごい!

道に面したMAYAではグランプリの安藤貴代子さんの個展が、その裏にあるMAYA2では準グランプリ+審査員賞の計5人展でした。

どの人のもそれぞれ素敵でしたが、唐津さんの銅版画は多くを描かない分、想像が膨らむ良い雰囲気の作品でした。唐津さんの作品は腐蝕するタイプのが多いのですが今回は銅版をひっかいて作るドライポイントの技法をメインでしています。「力が要るから制作は辛い」というドライポイントの不安定な線がすごく良かったです。制作が大変…ということですが今後もちょこちょこドライポイントの新作見たいです。

*画像は受賞した唐津さんの作品。お題となった書籍は「ロリータ」でした。

投稿者 orangeworks : 09:26 PM | コメント (0)

February 16, 2009

山宮律子 新作銅版画展

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新宿高島屋10Fにあるインテリアアートギャラリーへ<山宮律子 新作銅版画展>を観に行きました。工房の方です。*この1年は工房の方の展示へ行く機会が多かった気がします。

新作と書かれた作品はどれも色鮮やかで春を予感させる彩りでした。なんかずっと冬の色合い・景色・服を見ていたせいかパッと明るい気持ちになりました。店頭においてあった大きな青い服の女の人の作品と人魚の2作品が良かったです。タイトルうろ覚えなのですが<絵のある室内><mermaid><人魚の贈り物2>みたいなのだったと思います。
とくに<mermaid>はシャガールを思わせるような愛情ある温かさがあって好きです。

店内には銅版画の他にアクリル画も数点あって、ちょっと商談用のテーブルのせいであまり見られなかったのもあったんですが、版画作品を裏切らない世界観で山宮さんらしかったです。

*画像のような作品は異色なのですが、気に入っているので載せてしまいました…。

投稿者 orangeworks : 10:31 PM | コメント (0)

February 13, 2009

難波田史男展

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世田谷美術館へ収蔵品展<難波田史男展>を見に行きました。
会場へ行って知ったのですが、同時期にオペラシティでも父親の難波田龍起の作品とともに収蔵品展をしているようです…。うーん、そっちのがお得??

難波田史男はこれまで知らなかった作家でした。近所の掲示板に今回の展示のポスターが貼ってあったのが気になっていて、その後図書館でもポスターを見かけてちゃんと絵を見たら、実物が見たくなったのでした。

一見ほんわかした色が現代風でもあるんだけど、ちょっとミロっぽい部分もあり…。クレーらしさが含まれてるとパンフレットに書かれていたけれど、クレーみたいなしっかりした理性は感じられなかったです。それよりもミロのような、子供時分に見たら思わずドキッと怖くなるような不調和なかんじ。調和・不調和は置いといて、どちらにせよ父親の影響を色濃く感じられました。(父親は調和をかんじるのでクレーよりかも。その前にそもそもクレーの影響を受けたかどうか知りませんが。)

前半の作品のほとんどが大きく描くところと細かーく描くところの差があって、ポスターじゃ気がつかなかったのですが実物を間近でみるとその細かい部分の病的な線の細さと筆致と闇から見つめるような目が…正直少し怖い。時代なのか、絵の中にときどきどこかキャラクターじみた形の登場人物もいます。
パンフレットの略歴から同級生の自殺や学生運動による疲弊などが特筆されていて、基本的にどこか奥底に不安定さを抱えていたのかなぁと思いました。そう思うと、あの黒インクのかんじはミロっぽいというよりも現代のグラフィティに似た雰囲気があるのかも。大きくて長ーい作品も、塗り方は雑でも隅々まで最初から終わりまで描き終えるパワーも。若くして不慮の事故で亡くなられたわけだけども、その先、生きていたらグラフィックデザイナーの仕事もしていたかもしれない。
けど後半の作品になるにつれ、色のトーンが濁ってきて暗くなって来ます。なんでだろう?現代風だと思った画風ではなくなっていて、それまで使って来た色と違うものを選んで。

展示の最後に長かった作品<モグラの道>のつづきはどうなってる?という、<モグラの道>のその先をみんなで描いて行くコーナーがありました。こういうの楽しいですね!でも出来ればこの場合紙は徐々に足してったほうが良かったんじゃないか?、というくらいの描き込まれようでした。たまにこの手のコーナーがあるけど、もう描くスペースがない場合や隅々まで描かれすぎて見た目が悪くなるのが落ちですよね。そして残念な気持ちになったりします。

*画像は<夢の国>1961年


投稿者 orangeworks : 11:25 PM | コメント (0)