May 26, 2008

のぼうの城/和田竜

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<のぼうの城/和田竜(りょう)著>を読んだ。
昨年終わりに発売された(一応?)時代小説で、
地元が舞台になっていて尚かつ面白いと評判だったので読んでみた。

戦国時代の武州・忍城を舞台にした話で、
豊臣秀吉が天下統一を目前にした小田原城攻めの際、
石田三成は秀吉から小田原の支城である忍城討伐を任される。

そんな 石田三成(with約2万の兵)VS 忍城(with約2千の兵)の戦のお話。

「一応」時代小説と思うのはなんだかこれまでの時代小説と違って軽さがあるから。
この戦、三成が「水攻め」をしたが忍城は落ちなかったと地元では有名。
これまでそこに痛快さを感じたことは正直なかったけど、
圧倒的勢力に小さな城が好戦するってよく考えたら痛快な話かもしれない。

で、この小説は痛快も痛快なお話なのだ。
マンガを読んでるように軽くて、それぞれのキャラが立ち、笑えるような面白さもあり。
この辺が「一応」とつけたくなる所以。
出て来る人々の感覚は古くさくなく現代風なところも現代人受しやすいのかも。

逆にマンガ嫌いの人や真面目なのを期待した人には面白くなかったかもしれない。
「こういうところ要らないんだよな〜」と思う人もいたかもしれない。

でも全体的に私は面白かったです。
その部分があるお陰で読者層も広くなっていると思う。
エンターテインメントだと思えば納得なのかも。

読み終えて思ったのは、小説に出て来る高源寺のこと。
今はちょうど丁路路の近くにあるお寺。
その丁路路を交差点にする話が出ていて
そうなったらお寺はどうなっちゃうんだろう?

これまでお寺の由来を知らずに
「お墓どうするんだろうねー?」なんて話してただけだけど
由来が分かるともっと慎重になったほうが良いんじゃ?と強く感じるのでした。
贔屓でしょうか。苦笑

*画像は今年のザボ展に出品した作品のひとつ。

投稿者 orangeworks : 03:37 PM | コメント (0)