May 31, 2007

ヘンリー・ダーガー 少女達の戦いの物語-夢の楽園

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2003年のワタリムでの展示を見逃して以来、
ずっと生で見たかったHENRY DARGERをやっと見る事が出来ました。

<ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語-夢の楽園>原美術館にて。

その孤独でひと癖ある生涯と
とにかく一度見てびっくりしちゃう絵と色とモチーフと病的な精神ばかり知識にあったけれども、
時が経つにつれ、だた目をひくだけでない何かを感じられたのでした。

ダーガーの独特なおぼつかない絵のタッチは、
写真やイラストをトレースして描かれたことも多かったっらしく
そのせいでの妙なコピー感とか自分の手で一から描いたのとは違う
妙なリアル感(遠近感とか)が織り混ざって、
確かに実際コラージュもされてたりするんだけど
手描きの中にも実はコラージュめいた部分があって、
それが心地よい違和感のある非現実さを醸し出している。(いやかなり堂々と放出している?)

改めて原画を見ると、一枚の大きく長めの紙の表と裏、両面に絵を描いていた。
後ろ側に透けても気にしてなさそう…。
鉛筆で描いた下書きの上からボールペンだか何かで清書されていた。
線の色を変えることや何やらを意図的にしていたのかな。
これでもか!というくらい戦争のごちゃごちゃを貼りまくって汚した。
画面いっぱいふんだんに色とりどり、形も様々な花々を集め描いた。

パノラマサイズの絵と、水色のきれいな空や、色の組み合わせだとか…
やっぱり素晴らしいな。

ダーガー展を鑑賞している人の中には指差して笑う人もいれば、
小さな子供を連れてくる人もいて、
人それぞれの価値観や見方・捉え方の違いの差が結構ある気がした。
…なんか、変わった展示だな。(と我に返って思う)

2008年にはどうやらドキュメンタリー映画が公開予定らしい。(シネマライズ)
変なイメージになってなければ良いなぁ。

投稿者 orangeworks : 07:31 PM | コメント (0)

May 08, 2007

アンティークプリントの知られざる世界

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<アンティークプリントの知られざる世界>ロゴスギャラリーにて。

「アンティークプリント」って何ぞや?
と思っていたんだけど、ロゴスの目の前を通ったら要は銅版画だったので覗いてきました。
(中にはリトグラフもありました)
なんと販売も!

「プリント」ではありますが、ほとんどの作品が銅版画(輪郭線)+手彩色のものでした。
手塗りで色々な部分をカバーしていて細かい模様や色もなんのその。
色の版を作るよりも手で着彩したほうが細かい作業が色んな意味で可能ですね。
手彩色っていうのも良いかも。
塗り絵のようでした。

印象的だったのは紙がとても薄かったこと。
そして点描の作品が淡い優しい雰囲気だったことです。
点描+手彩色なんてのもあり、面はやっぱり版ではなくて手塗りのが楽ってことなのかな。
それとも当時のコストの問題?

それにしても、ここ最近見た作品とは違って「これぞ銅版画!」って作品ばかりだったので
改めて銅版画って細かい事が出来る版画なんだなぁ〜と感じられました。
昔の宗教画みたいなのとか世界地図とかボタニカルとか。

そしてちょっと思いました。
昔の人も左右が反転することを今現在の人と同じくらい重要視して作ってたのかな?と。
文字だとか大陸の形はそれは重要視したでしょうけど
その他の植物や空想の動物なんかはどうだったのかな?
自分で描いてても思うけど、描きやすい方向っていうのがあって、
そういう感覚をどういう風に考えてたんだろうって思います。

投稿者 orangeworks : 13:26 PM | コメント (0)