February 10, 2010

Dr.パルナサスの鏡

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テリー・ギリアム監督の皮肉ととどのつまりと、ヒース・レジャーの遺作を楽しみに<Dr.パルナサスの鏡>を観に行って来ました。

鏡の中は空想の世界、ということでCGだとかで画的にも楽しくなっていましたが、どちらかというと現実世界の洋服やらメイクやら小道具やらの美術やみょうちくりんな出し物のオープニングの踊りなどがとっても良かったです!

ストーリーはヒース・レジャーが主役かと思っていたけど結局は<Dr.パルナサスの鏡>、パルナサス博士の果てしない物語なのでした。
博士は崇高な人物である前に人間であり、その怠惰な人間らしさを悪魔というもうひとりの自分のような(裏を返せば天使でもあるような)はたまた天上から見下ろす神のような男と人生を懸けた賭け事を延々と繰り返して生きているのでした。

本当の幸せ、自分にとって大切なものは何か?(ハンサムスーツにも通じる…)それをちょっとファンタジックに彩っているんだけど、なにより途中に入って来る偽善者への皮肉がとっても恐ろしかったです。広い世界にはこういう状況も本当にあるんだろうな…怖い!

ドタバタで、なんだか面白く、エキセントリックな楽しいビジュアル、そしてピュアな幸せ、という答えだけで終わらせないギリアム…。きっとこの偽善者批判が一番見せたかったんじゃないか?と思うのでした。

*画像は旧フランス大使館にて開催中の<NO MAN'S LAND>の作品の一部。

投稿者 orangeworks : February 10, 2010 09:04 PM
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