
割と近くにありながらあまり興味のなかった世田谷美術館分室<宮本三郎記念美術館>。天皇陛下即位20周年記念として入館料が無料になっていたのでぶらりと行って来ました。
展示スペースはワンフロア。清川泰次記念ギャラリーの展示スペースよりは広いものの、やっぱり小さめサイズです。ここでワークショップ等もするのだからあまり人数募れないでしょうね。
この日の展示内容は<絵画のレシピ>と銘打って宮本三郎作品の展示と、昔<美しい暮らしの手帖>で行った数人の画家によるクレヨンとパスの各社使い比べ。それを当時参加したものの誌面には載らなかった人の分のテストシートと、今回新たに荒井良二さんが<ぼくもテストする>として現在あるメーカーのクレヨンとパスを使い比べてもらったテストシートを展示していました。
昔参加された画家の中には美術の教科書に載ってた小磯良平さんや、学芸大のマッターホーンでお馴染みの鈴木信太郎さん、それから今最も見たい作品の画家のひとり脇田和さんも参加されてました!
脇田和さんは他の方のテストシートと比べてひときわ大人しそうな色の塗り方…。大きな紙に余白をいっぱい残し、2枚ある紙のどちらも紙の上のほうにだけ描かれた長方形の色が淡々として見えます。作品をほぼ2点ほどしか見たことなくて、どんな方なのか知らなかったのでテストシートの右下の添え書きに「子供、鳥、花などをモチーフにした優しい雰囲気の絵」というようなことが書かれていて、私の見た2枚の絵からはちょっと想像が離れていたので違和感を感じました。暗さがあるイメージだったんだけどなぁ。
そして今回、その当時暮らしの手帖社から発売された巨匠の絵を塗る「ぬりえ」が復刻されて見本が置いてありました。パラパラめくると鈴木信太郎さんの面白い絵が目にとまり、そして脇田和さんの絵も!…これって"優しい"か!?と思うやっぱりちょっと暗い絵でした。笑
挿絵などのお仕事の絵はほんわか明るいかんじだったので、両方の面があったのかもしれません。
たまたま行った展示だったけど、思わぬ所で見たい人の絵を見られて嬉しい一日でした。「絵画のレシピ」というタイトルとフライヤーの雰囲気があまりピンと来ない展示だったせいか、無料なのに丸2時間お客が私以外いなかったのがもったいないなぁと思います。
*画像は数年前に軽井沢のカフェでもらってきた脇田和美術館の割引券から。