
<テオ・ヤンセン展 ー新しい命の形ー>を見に日比谷パティオへ行って来ました。
外の特設会場の白い大きなテントの中が展示会場です。
作品は、象牙色の堅いプラスチックパイプで組み立てられた"新しい生き物"=<ビーチアニマル>。いつだったか、TVで紹介されているのを見て驚きはしゃいだものですが、そのときはまさかそれが<生命体>として作家が位置づけて作られてきたものだとはつゆ知らず。ただ「かっこええ〜っ!」と思っていたのでした。
しかしなんとこの展示で、創成期から(生命体を構成する物質が現れるところから)現在までをたどれるようにちゃんとなっているのでした。
見た目はやっぱりカッコいい。そのドーンとした佇まい、これが風や人間のちょっとした腕の力で息を吹き込まれるのだと思うと、やっぱりすごい。砂浜と合わせるそのビジュアルもカッコいい。偶然かもしれないけど、プラスチックパイプの色も、やっぱりちょうど、良い。
で・も、こうして近くで見るとその手作業の大雑把ぶりもよく見えて、これもまた別の意味ですごいのでした。
きっと日本人なら3Dでシミュレーションしたならば、その後それにより近いものを作り上げるんだろうけど、ヤンセンさんはその3Dを手作り感満載に作り上げているのです。この3D(きっちりスマート)の実物が…コレ!?(ポンコツ。笑)
でも多分、本人としてはきっちり真面目に作ってるんだろうと思います。これは同じオランダ人のディック・ブルーナの感覚に似てる気がします…。見えているものが違うのです。そういうところが日本の私たちの心をつかむんだな、きっと。
他にも日本人ならば同じプラスチックでも別の製品を使いそうなところを、ヤンセンさんはあんまり多種多様のものを使ったりはしません。創成期は更にそうです。紐もビニールテープを紐状にして代わりに使ったりしてるし。べたべた手にくっつきながら結んだんだろうなぁ〜。
おそらく創成期のヤンセンさんは日曜大工を本気でやるが実らない「お父さんまた変な物作った!」と妻娘の呆れられるような人だったかもしれない…と空想出来るのでした。