August 07, 2006

絵本のたび

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カルピス本社で催されている<絵本のたび>展へ行って来た。

「野間国際絵本原画コンクール」入賞作品と「カルピス絵本」のあゆみ、という展示内容。
どちらかというと前者の比率のが大きかった。
「野間…」についてはこちらを読んでください。
なるほど、日本以外のアジア・中南米・アフリカ・アラブ等の国が対象なのですね。

「野間…」のグランプリは上の画像の絵「ジルーのうち」というモンゴルの絵本。
絵本を手にとったことはないけど、なぜだか目立って「よく見かけるなー」と思っていたのだけど…。
原画の力はやっぱりすごい。細かい!
画面の表面はほとんど細筆で短いラインを描いて描かれてました。草原の色がきれい。

絵本原画は地域別に分けて展示されていて、こうしてみると面白いことにヤギは真っ青で塗られていることが多くて…。地域性なのでしょうか?
それに絵本の内容が日本ではあり得ないようなのだったり。
例えば「政府の役人がお父さんとお母さんを殺してしまい、孤児院に入れられた」主人公だったり。
例えば「みんなから信頼のある人の良い男が実は秘密の集団のリーダーで、みんなを困らせていた張本人」だったり。(家畜を殺しちゃったりするらしい)
なかなかリアルにかなしいエピソードが描かれてます。というか粗筋が添え書きしてある程度だったのですが、とくに後者に関しては読む子供に対してどんなふうに話を終わらしてゆくのかかなり気になるところ。読んでみたい。
そういう絵本を読んで育つんだね。これらはイランとアフリカの地域だったかな?

技法のほうは、絵本原画ってことで以前見たミヒャエル・ゾーヴァはほぼ全てが<絵の具>っていうくくりだったけども、今回の展示では2つ以上の道具を併用しているものが多かったです。
中でも2つ目の道具として「ボールペン」を使っている作品があってなんだか親近感わいたり(でもすごく効果的な使い方でした。確かに線幅は統一になるし。)、下地に派手な柄のついた紙を使ってそこをひたすら修正ペンで削りながら描いた絵だったり。

あとこれはもしかしたら予算の問題もあるのかもしれないけど、画用紙にかなり描き込みしてるせいもあって紙が水を含みまくってものすごく畝ってたり。
原画がこんなにうねってて大丈夫なのか?スキャンするときのことをしばらく考えました。

と、前回の藤城清治さんの展示のように、今回も無料の展示ながらなかなか楽しめました。

*絵本のたび
 〜8/25(金)まで。10:00-17:00(入館16:30まで)  土日休館

投稿者 orangeworks : August 7, 2006 11:35 PM
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