
<オラファー エリアソン/影の光>を観に原美術館へ。
〜3/5までなのでもう終わってしまいますが、この春から原美術館屋上にエリアソン作品が設置されるそう。
展示は、作品のタイプとしては久々のインスタレーションもの。
かなり理科要素が色濃かったのですが、やっぱり綺麗だなぁ〜と静まることには変わり無し。
作品としては、上の画像「美/Beauty (1993)」から始り、最後の「単色の部屋と風が吹くコーナー」まですべて楽しめました!
しかしあいかわらず展示数少ない原美。
「美/Beauty」は、天井から霧の壁を作り、そこへ光をあてることで虹を作った作品。
歩いたり目線の位置を上下することで細かい毛の毛皮のように見え、美しかったです。光は幻想的ですね。
「円を描く虹」「色彩の空間を包み込むもの」「空間を包み込むもの」の回転する輪が放つ光の色や軌跡を楽しむものは、よく日向でステンレスやアクリル部分がある鉛筆・シャーペンでものを書いている際に出る輪っかの大きくてコントラストの強い版みたい。
展示作品の中でも気に入ったのは「カメラオブスキュラ」と「単色の部屋と風が吹くコーナー」の2つ。
一緒に行ったJonは「色彩の空間を包み込むもの」が『欲しい!』と言ってお気に入りのご様子でした。
「カメラオブスキュラ」は原美術館の窓に凹レンズをあてがえ、そこから見える景色をスクリーンに写し出した作品。目線の位置に焦点が合い、これまた目線を変えると色んな所がはっきり見えるようになって面白い。これが残念なのは、本日は風も弱く、曇り空だったこと。雪が降ってる日や風が強い日だったら景色に動きがあって尚良かっただろうと思いました。あとは兎だとか犬だとかを放しておいてくれるとときどき動きがあったのかな。猫じゃ逃げちゃうので無理。
「単色の部屋と風が吹くコーナー」は壁一面にオレンジの光源のある部屋でした。
入ったら…あ!私たちモノクロ人間だ!最近行かないのですが、オレンジのライトのトンネルに入ればこんな状態を味わえるんでしょうね?とはいえ、さっきまで色つきの日常だったし、あまり味わえないので素直にビックリ。モノクロって通常写真だったり、フィルムだったりとその中の人自体を触れないじゃないですか?触れるのです。モノクロ人間に。
ふっと自分の掌を見ると、「うわーっ!なにこの皺!そして色ムラ!」モノクロ写真を思い出しました。岡本太郎が撮ったおばあちゃんの顔を思い出したのです。鏡を出して自分の顔をおそるおそるチェック…良かった、残酷な溝はまだ見当たりませんでした…。モノクロ写真の良さについて、こんなことを聞いたことがあります。「雑多な色など、情報を減らすことによっていつもの景色が違って見える」と。とんでもない!モノクロにすると見えなかった情報がかなりはっきり見てとれましたよ!私の掌…。ものすごい情報量でしたよ。
でもちょっとやみつきになりそうな。すねの辺り乾燥してる足を見てみたいような。自虐的でしょうか?いや、良かったんですよ、本当に!空をみている気分でした。満天の星が掌にはありました。新発見…。
この部屋、出てからもちょっと楽しめました。部屋から漏れたオレンジの光りが廊下を照らしていたのですが、こちらへ向かってやってくる人がみんな途中からモノクロ人間に変身!!みんな何くわぬ顔をしてモノクロの世界へ入って来ます。あ〜面白かった。
*モノクロとは書いてますが、実際はオレンジ×グレースケールなのでツートンカラーです。