
先週実家のすぐ近くの道を歩いていたらその香りと色の気配に気がつかされました。
スローモーション。(ええ、そうです。by中森明菜。)
あんまりに黄色い色と、あんまりにもグワァッっと私の顔を振り向かせるからビックリしました。
「「これか!」」
この蝋梅(ろうばい)、とあるアピソードの持ち主なのです。
この蝋梅は近所の公園へ行くのに曲がる、曲がり角にあって、何年前だか公園への散歩から帰ってきたおばあちゃんが笑いながら私にさっきあったエピソードを聞かせてくれたのです。
「さっき公園から帰ってくるときにね、カメラを持った男の人がこっちにカメラを向けてきたの!
アタシはてっきりこの美人(←おばあちゃんのこと。いつもこんなこと言う)を撮るのかと思って、
ちょっと髪の毛やら整えて"ハイ、ドーゾ!"ってしたら
『おばあちゃんじゃないよ!そこの蝋梅だよ!』って言われちゃった!」
どうやらおばあちゃんの後ろにはキレイに咲いた蝋梅があったらしい。
私もその話しをニヤニヤして聞いていた。
「ローバ(老婆)じゃなくてローバイ(蝋梅)だった!」
カメラを向けられて蝋梅の前で狼狽する老婆だったのだね…とふたりで笑った思い出。
でもその話は覚えていても、実際ちゃんとその蝋梅が咲いているところを見ることはなく何年も過ぎていたのでした。
だから先週偶然満開の蝋梅の前を通り、パッと頭の中に浮かんだのは
「あっ!『老婆じゃなくて蝋梅』の蝋梅だ!」でした。
先週はカメラを持ってなかったのですが、今週はカメラをしっかり携えて主役の蝋梅をパシャリ。
先週よりもなお咲き乱れその主張といったらないです。
でも…美の競演だったんだよね、おばあちゃん。笑