
<植田正治:写真の作法>を見に東京都写真美術館へ。
年末から割と写美づいてます。というのも、やっぱりこの頃自分の好きなタイプの写真展が増えて来たせいかも。何にでも流行り廃りは少なからずあるだろうから、丁度今は私の好きなテイストの時期なんでしょうね。ということは、洋服と同じ、今行っておかないと!いづれ違う嗜好の写真展ばかりの日がくるのだろうと思うのです。(こうなってからでは好みのものを探すのが大変です)
私はこれまで植田正治という写真家を知りませんでした。
初めてみた作品は展示の告知用に使われていた<砂漠>シリーズと呼ばれている代表作<パパとママとこどもたち>というモダンでシンプルな写真でした。何かどっか惹かれるところがあって…。
これが最近の人が撮った写真というのならこの展示は見に行かなかったかもしれないけれど、これを戦争を知ってる世代の人が撮ったと言うのだから気になっちゃいます。
時代背景もあるせいか、作品のほとんどがモノクロ写真でした。
ほんの最初のほうに展示されていた写真は、「身近にあるちょっと良い景色」のような本当に近所の風景らしい写真でした。けれど、それ以降、徐々にラインが分かるような構図の写真が増え、コントラストを面白がっているのが見てとれるような「楽しんでる」のが分かる写真ばかりになっていきました。
そこからは一貫してグラフィック的要素が伝わってきて、きっとこの写真のこの部分にはコピーを入れたいと思ったんじゃないかなぁ?とかこの部分にちょっとしたイラスト(落書き?)を入れたかっただろうなぁ〜って思えるものがありました。多分、植田正治さんはデザイナー気質なんだろうと思います。(勝手な考えですけどね!)
けれどそれは近年のものに近付くに連れ、色濃く現れてきて、ついには本当に合成による作品まで展示されていました!でも感想としては「合成したいな〜」止まりのほうがイメージや気持ちが高まって楽しかったです。合成された作品はやっぱりちょっとその時代のモノになっていて、あまり愛着が持てるものではありませんでした。純粋な写真のが良いです!
それにしても先日のミヒャエル・ゾーヴァと同じ側・淡々としたユーモア。色や線で分かれた景色。
でもそのテイストの中でもシンプルで自然体な作品でした。
最後のほうにカラー写真があったんだけど、その一部がその前に見た<ドイツ写真…>で見て気になってたプリントと同じだったんだ。それがすごく綺麗なほんわかした色合いだったよ。
写美では<岡本太郎の視線>っていう太郎の写真展もやっている、すごい両極端なチョイスよ。
Posted by: sati : January 31, 2006 03:02 AM実は10年前から植田さんの大ファンです。
カラー写真もちょっぴりあるんだけど、優しい色だったよ。
ハイカラなおじいちゃんだよね。数年前他界されたけど。
鳥取にある植田正治写真館に行くのが長年の夢です。
鳥取砂丘から車で1時間だそうよ。
最近、写美は熱いですな。
Posted by: 林/もやし : January 31, 2006 12:59 AM